美容室「kinu」が立ち退かなくて良いかどうかを確かめるため、一般的に立ち退く必要があるケースと照らし合わせてみました。

1.正当事由と立ち退きの合意

正当事由が認められて、なおかつ、立ち退きの合意があった場合には、立ち退きを拒否することはできないそうです。

美容室「Kinu」の場合、立ち退きに関する返答は保留したままなので、少なくても「合意」はしていません。正当事由に関しては、前述した通りです。

2.契約違反

借りている方に契約違反があった場合、立ち退きを避けることはできないようです。
契約違反の例として、賃料の未払いがあったり、住居として契約したにもかかわらず、店舗や事務所として改装してしまったことなどがあります。

美容室「kinu」は、10年間一度も賃料を滞納したことはなく、契約時に店舗として契約をしているため、少なくても契約違反には当てはまらないようです。

3.取り壊しの予定がある

もともと建物を取り壊す予定があり、取り壊しの時期に賃貸借契約が完了することや、建物の取り壊しのための明確な理由があることが、契約書に明記されている場合の賃貸借契約のことのようです。今回の「kinu」の場合には該当しません。

4.一時使用を目的としている

夏季限定や冬季限定などのように、一時使用を目的とした賃貸借契約の場合、契約期間が終了すると同時に立ち退く必要があります。美容室「kinu」は、通常の賃貸借契約のため、これにも当てはまりません。

5.競売によるオーナーの変更

「kinu」のケースには該当しませんが、建物が競売によってオーナーが変更した場合、新たなオーナーからの立ち退き請求に関しては、抵当権が新たなオーナーになってからの契約でない限りは、立ち退く必要がないようです。(続きます)

このページは下記を参考にさせていただきました。
妥当な立ち退き料を交渉・請求します【店舗立ち退き(明け渡し)交渉センター 】